2022/09/12 00:49

さばの味噌煮込みカレー54食を配布しました。

ご寄付でいただいたさばの味噌煮の缶詰と冬瓜を使ったカレー。コクがあるのに、サラサラとした上品なルーで、とてもおいしかったです。心配していた生臭さはまったくなく、子どもにも大人にも評判でした。また食べたいです!

この日は、運営メンバーがたくさん参加できたほか、桜美林の先生や学生さんたちも来てくださって、余裕をもって準備ができました。久しぶりに地域交流スペースを開けて、子どもたちといっぱいお話するぞ! と思っていたのですが、子どもの姿がまったくありません。

これではお弁当が大量に余ってしまうと、学生さんたちと手分けして、団地内の子どもたちに声掛けにいきました。しかし、探しても、探しても、子どもたちの姿は見つかりませんでした。

今年の夏は、団地から子どもの姿が消えていました。

それは暑すぎたからか、地域交流スペースが閉まっていたからか、コロナの第七波で外出を控えるように家の人たちに言われていたのか、理由はわかりません。ただ、子どもたちが外で集団遊びする姿は見られなくなっていました。家が安全な子ばかりではないこと、子どもは集団遊びの中で社会性を始めとしたさまざまなスキルを身に付けていくことを考えた時に、とても心配な夏休みでした。

今日も、子どもたちには会えないかな。

そんな風に思いながら、配布の時間を迎えたら、どこからともなく子どもたちが集まって、気づけば長い行列になっていました。気になっていた子も来てくれて、たまっていたお話を聞かせてくれました。久しぶりに並んで食事をしている子どもたちの姿が見られて、とてもうれしかったです。ボランティアさん含めて、みんなで話の花が咲いていました。

努力して「場」をつくらないと、子どもたちや地域はあっという間にバラバラになってしまう。子ども食堂が果たす役割は小さくないなと改めて感じました。がんばっていきたいと思います。

(文・森下和海)

SpecialThanks!
小林光子様/お米提供
佐藤航大様/さばの味噌煮缶詰
町田市青少年健全育成小山田地区/冬瓜、かんぴょう、ゴーヤ提供
〈継続ご支援者様〉
大楯俊昭様
学習塾ロジム様
片山ひろこ様
山口測量様
和田一彦様
※名前は五十音順