2023/01/09 12:52

ローストチキンのクリスマス弁当、50食提供しました。この日、お弁当をつくってくださったのは、さくらさくらの惣菜班の皆さんです。年末でみんな忙しく人手不足だったのと、クリスマスイベントも予定していて手が回らないので、お弁当づくりを外注しました。

予定していたイベントは2つ。ひとつは15:00~のクリスマスケーキづくりです。キッチンアドバイザーの谷合玲子さんが企画してくださったのですが、ポスターを出した翌日には定員が埋まっててしまいました。予約が取れなかった子どもたちにもクリスマス気分を味わってほしいと、急遽、去年行ったサンタ列車を大楯工務店さんに依頼。快く引き受けてくださり、商店街の皆さんも協力を得て、アーケードを巡回するサンタ列車を走らせることができました。

途中から子どもたちも運転したいとサンタさんに見守られながら運転したり、服も着せてほしいとねだって子どもたちがサンタになったり。ケーキづくりでは、真剣なまなざしでデコレーションして自分でつくったケーキをうれしそうに見せてくれます(詳細は玲子さんが報告しています)。いい笑顔がたくさん見られて、やれてよかったなぁと思いました。

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子どもたちの助けを借りていく
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さくらんぼうのパートナーさんは主にお母さんですが、彼女たちは育児、家事、仕事、なかには介護まで担っている方がいて、忙しくクタクタです。その中で思いがあるけど参加できないパートナーさんから「なかなか手伝えず、ごめんなさい」と言われることがあり、申し訳なく思っています。それは私自身も余裕がなく、いっぱいいっぱいなところを見せてしまっているからだと思います。

大人が疲弊している中で子ども食堂を安定的に運営するにはどうしたらいいのか。その答えはまだ見つかっていませんが、大きな希望は子どもたちです。

遊び場担当の鹿島さんも同じこと(https://syokudou.thebase.in/blog/2023/01/09/124602)を書いていますが、大人のボランティアさんが不足する中でも毎回、しっかり運営できているのは助けてくれる子どもたちがいるからです。とくに高校生の虎くんは、サンタ列車の誘導や子どもたちへの対応、会場設営、食事中の子どもの見守り、片付け、閉め作業まで誰に言われることなく主体的に動いてくれます。そして、彼の周りには同じように自分で考えて動くことができる中高生の子たちが集まってきています。小学生の子どもたちも、サンタ列車やケーキづくりのイベントでの様子を見ると「自分でやりたい」という気持ちにあふれています。子どもたちのためにやっていくという発想ではなく、一緒につくっていくことを考えていきたいと思いました。

子ども食堂に心を寄せてくださる皆さんのおかげで本年も無事に運営することができました。本当にありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いします。

(文・森下和海)

Special thanks
伊藤栄美様/りんご提供
杉山せつ子様/おもち提供
農林水産省様/お米(政府備蓄米)提供
森下美知子様/大根提供
匿名希望様/クリスマス飾り提供
〈継続ご支援者様〉
大楯俊昭様
学習塾ロジム様
片山音楽教室様
山口測量様
和田一彦様
※名前は五十音順