2026/03/22 23:19
■高齢化が進む団地でどう売るか?
森ゼミが所有している果樹から収穫した「館山りんご」(山形県)をご寄付いただき、パウンドケーキやアップルパイなどをつくり、よりみちひろばでカフェ&販売のイベントを行いました。売上は経費や交通費をのぞいて全額、さくらんぼうに寄付していただけるというありがたいお話です。
森ゼミではこれまでも館山りんごを使った商品づくりを行い、多摩センター駅や新宿駅で販売し、売上を寄付する活動をされてきたそうです。しかし、今回のイベント会場は、駅前のような人通りの多い場所ではなく、高齢化が進む小山田桜台団地です。
学生さんたちと話し合い、当日の販売だけでは売上を期待できないだろうと、1カ月前にチラシを作成。学生さんが配布してくださり、事前予約による販売を行いました。
■子ども食堂支援型商品の可能性
1200戸ほどに配布して、事前予約で売れたりんごは10個、パウンドケーキ1本2900円が9本(ばら売りも含めて計算)という結果でした。身内の購入が多く、率直な印象としては、「子ども食堂支援」をうたっても、それだけではあまり売れないということでした。
そこで皆で話し合い、当日は、カフェや店頭販売で500円以上支払ってくださった方に、「りんご1個200円→150円」、1000円以上購入の方は「りんご1個200円→100円」とするなど、セット売りを促す試みを実施。店頭に陳列した商品の「おいしそう」な見た目(りんご飴とアップルパイが強い!)で足を引き留め、そして、「セット売りのお得感」で購入を促すことができました。
結果は、「売り物のりんご二箱分(70個近く)を車にしまっていたことを忘れる」という痛恨のミス…があったにも関わらず、5万6520円のご寄付をいただくことができました。セット売りでスイーツは完売できたこと、例年は委託していた製品づくりを自分たちでやったこと(森吉弘教授もパウンドケーキづくりから参加してくださいました)などで、駅前で販売したときと遜色のない利益を出すことができたそうです。
さくらんぼうではかねてから、こうしたソーシャルビジネスをやってみたいと運営メンバーで話していました。でも、それぞれが本業を持ちながらのボランティア活動。日々の活動でいっぱいいっぱいで、なかなか行動が起こせませんでした。
そんななかで、森ゼミのゼミ長・持立晃輝さんがさくらんぼうを見つけて声をかけてくださり、副ゼミ長・長谷川峻也くんと森ゼミの皆さんと一緒に「楽しそう!」「やってみたい!」というエネルギーを注ぎ続けてくれたので、かんばることができました。彼等の情熱がなければ、できなかったことだと本当に感謝しています。
貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
(文・森下和海)


パウンドケーキは1本2900円、ばら売りは1袋300円で販売

りんご飴は1つ500円。運営メンバーも「りんごがおいしいと、りんご飴ってこんなにおいしいんだ!」と驚いていました

アップルパイ。店頭販売でも大人気でした


店頭販売の様子。セット売りでパウンドケーキなどのスイーツは完売

いつもボランティア参加してくれる桜美林高校の生徒さんもお手伝いにかけつけてくれました

ゆっくりお茶を楽しむお客様

お手伝いに来てくれた運営メンバーのお子さん。疲れて入口で熟睡していました(かわいい 笑)。皆さん、温かく見守ってくれていて、ほっこりしました
前日のパウンドケーキづくりの様子。森教授も一緒につくってくださいましたバターが固くて悪戦苦闘。一晩、冷蔵庫から出していたのですが、気温が低くて溶けていませんでした
